カウラ(Cowra)とは、オーストラリア・シドニーから320㎞ほど西に位置する町。(250㎞と書いてあるものもあるし70㎞の差は大きいよ~)

 今から64年前の1944年8月5日未明、この町の第12捕虜収容所で発生した日本人捕虜の集団脱走という悲劇的な出来事があったのが「カウラ事件」。

 「恥を知るものは強し。常に郷党家門の面目を思い、愈々奮励して其の期待に答ふべし。生きて虜囚の辱めを受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿れ」即ち、捕虜になったら自決せよという命令ではないものの「捕虜なって生き恥をさらすくらいなら、潔く死んで汚名を残さない方がいい。

 日本軍隊のみならず一般国民にもこう言った「戦陣訓」が浸透しており、捕虜になると戦死扱いされ家族の元に帰りにくい状況で、とても成功させるのが目的とは思えない悲劇の事件であった。

 日本の教科書では教えられることもなく、長い間、歴史から埋もれていましたが、このたび日本テレビで7月8日(火)21:00から「あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった。」というタイトルで放送されることになったようです。

P.O.W(Prisoner of War) Camp Cowra, Japanese War Cemetry, Wyangala Dam


豪日研究プロジェクト


鉄条網に掛かる毛布(Blankets on the wire)  PDF

カウラ捕虜収容所脱走事件とその後(62周年記念2006.8.5出版)

スティーブ・ブラード著

田村恵子訳


まえがき

序章

第一章:誤解

第二章:脱走

第三章:結果

第四章:和解